2016年
[超音波検査は乳がん発見率アップ↑ ❤2]
2016年6月4日[超音波検査は乳がん発見率アップ↑ ❤2]
そこで、40歳代の日本人女性7,299人を対象に
乳がん検診においてマンモグラフィに超音波検査
を追加することの有用性を確かめる臨床試験
(J-START※①)が行われました。
マンモグラフィで発見できた乳がんが117人
(0.3%)であったのに対して
超音波検査を追加すると184人(0.5%)、
なんと67人も多く発見できました。
そしてステージ0、1といった早期乳がんが
71.3%を占め、マンモグラフィだけの52.0%
よりも大幅に多くなりました。
超音波検査が早期乳がんの発見率を高めることが
明らかになったのです❣
超音波は放射線の被曝も
なければ、検査に伴う痛みもほとんどありません。
しかし手放しでは喜べません。
続く。。。
西神戸医療センター
乳腺外科 奥野敏隆
◆超音波検査は短所もあります。
次回はその点を述べますね。。
[超音波検査は乳がん発見率アップ↑ ❤1]
2016年6月2日[超音波検査は乳がん発見率アップ↑ ❤1]
乳がん検診において、マンモグラフィに超音波を追
加すると乳がんの発見率が飛躍的に向上ることが、
日本で行われた臨床試験(JSTAR※T)の結果とし
て著名な医学雑誌The Lancetに報告されました。
乳がん検診において、現在の標準的な検査法はマ
ンモグラフィです。しかし、マンモグラフィは日本
人女性、なかでも乳がんの発症しやすい年齢であ
る40歳代の比較的若い女性においては背景の乳
腺と乳がんの区別がつかず、発見できない場合が
30%ほどありました。
そのような場合でも超音波は乳がんと乳腺とを区別
して発見することができ ます。
西神戸医療センター
乳腺外科 奥野敏隆
(この臨床試験の詳細は。。次回にm(__)m)